Round-trip letter of Tokyo and Hokkaido

東京のオトコと北海道のオンナ、その離れた距離で行われる往復書簡。

tumblin' dice

自分より早く帰ることを面白く思ってないのがあからさまなクソ上司の睨みつける視線を無視してさっさと帰ってきた。早いといっても会社をでたのは20時なんだけれどね。毎日そんな調子なので仕事終わりが気分よく終えた日がない。別にそんなクソ野郎に擦り寄ることに意味は無いので無視してますが。

(個人的には)超絶早く家について、ふとテレビをつけるとFNS歌謡祭がやっていて、ビール片手に珍しくオンタイムのテレビを見る。青春時代の楽曲がたくさん流れてきてテンションあがる。本来の持
ち歌以外も歌う壮大なカラオケ大会*1。あの人がこの曲をうたったらどうなるのだろうという興味は昔からもっていたのでついつい見入ってしまった。ボーカル力のある人は他人の曲でもしっかり特徴と散りばめ、まるで自身の曲のようにモノにするのはさすがだ。

過去のキラキラした時代に浸るというと、ほんと歳をとったなぁと笑ってしまうけれど。当時のいろんな思い出が蘇ってきて。ほんとに切なくなる。あの頃の自分は今にして思えば真っ直ぐで素直すぎて、世の中を疑うことや闇の部分なんて知らなすぎのお人好し、世間知らずだったなぁ。

偶然にも昨夜iPodの音楽を入れ替えた。その中に華原朋美のアルバムnine cubes*2があった。入手していたもののシングルカットされた曲しか実は聞いたことがなかった。iTunesで流れてきて何気なく聞いた「さがしもの」「winding road」という曲がよかった。だから今日の通勤時に初めてしっかりと聞いたばかりだった。

そんな華原朋美がFNS歌謡祭にも出ていて。彼女もいろいろなことがあったけれど、高域に伸びやかな涙腺を刺激する声は健在。テレビから流れてきた常にビブラートがかった不安定な華原のボーカルに優しく透き通る声のデーモン小暮閣下とデュエットし丁寧に歌っていたglobeのDEPARTURESを聞いたら、なんだかどうしようもなく涙がでてきた。


江角マキコ 竹野内豊 CM 1996年 JR東日本 JR SKI SKI スキー ...


いまでも間違ったことはなかったと思うけれど、知らず知らずのうちに道を逸れていた。なにやってんだろうな俺。なんでこうなったんだろう。夜の23時過ぎにやっと食事でスーパーの半額弁当を食べているなんてさ。

tumblin' dice*3

*1:かつては夜もヒッパレという番組があったけれど、今はなかなか持ち歌以外を歌ってる姿をみることがないので貴重。一度、L'Arc~en~Ciel・hydeのTMのGet Wildを聞いてみたい

*2:1998年11月発売。小室哲哉プロデュース最終年、蜜月時代の終焉2ヶ月前。小室のガイドボーカルを忠実に再現したようななんともふわふわ落ち着かないボーカル。要は音痴に聞こえる

*3:「ダイス(サイコロ)を転がせ」→「いちかばちか勝負に出てみろよ」という意味としてタイトルにした。