Round-trip letter of Tokyo and Hokkaido

東京のオトコと北海道のオンナ、その離れた距離で行われる往復書簡。

人は見た目なのだろうか

人を見た目で判断してはいけない。
大多数の人は幼年期からそのような教育を受けているのではないか。
そしてそれは正しく、そして正義だとも思う。

だだし現実はそう簡単ではない。
スキルやレベルが同じだと仮定するならば、容姿が良い人と悪い人では良い人と仕事をしたいと思うのではないだろうか。
もう少し踏み込んでいけば、ある一定水準に達していない容姿の場合、その人物を知ろう・話を聞いてみたい、そういう感情が起こらない。
つまり、最初から論外という厳しいジャッジメントが下される。戦いの場所へも参加が許されないのである。
例えその人がどれだけ良い人であったり素敵な方であろうと。

だだしそれを補う努力は可能だ。びげをそり、頭髪を整え、身なりを正す。
さらに資格や学歴、能力によって容姿のハンディーをはねのけることも可能なのも事実。
だからといって、初めて合う人に自分の学歴を訴えた所で気味悪く思われるだけである。

まずその人となりを知ってもらうには、容姿がいまいちだから駄目だといっているわけではない、有利だということだ。

記憶に新しいショーンKこと、ショーン・マクアードル川上氏。彼は結果的には経歴もろもろを偽ったということで非難された。
ただそんな学歴や経歴を疑わず、受け入れられたからメディアに重宝された。
それは彼の圧倒的な外見力にあったからだ。外見力=見た目と解釈するならば、これほどの好事例はない。
世界を股にかけるコンサルタント、ハーバード大でMBA・・・
それはあの外見があったからこそ、威力を増した。彼が、くたびれたサラリーマン風の風貌であったら、「嘘だろ」と信用しなかったのではないか。

彼のコメント等はしっかり聞いたことがないので判断はできない。ただし報道をみると、彼の人柄や誠実さ、謙虚さというものは間違いなくあったようだ。整形 レベルにまでいくと万人が真似をすることはできないが、彼はセルフプロデュース、セルフブランディングを極め、そしてそれはとても努力をした結果、あの 堂々たる風格がでたのだろう。

一つ前のエントリーで彼女が書いた内容というのは、実に的を得ている。
本人は不本意かもしれないし、愕然としたかもしれない。元の造形は変わらないのに、ちょっと美容に力を入れた途端に豹変する周囲の対応に。くだらないかもしれないが、そんなものだと割り切るしかない。

自分のポテンシャルを最大限に発揮するために、美容や女子力アップを頑張ってみる。
男性も同様にスキンケアをしてみたり、毎日きちんとプレスの効いたシャツやスーツ、磨かれた靴にTPOをわきまえた時計を身につける。
ここでもショーンKを見習ってみてはどうだろう。彼のファッションの特徴は、ネイビーのスーツに白いシャツ。紺のネクタイで胸ポケットにはチーフをさりげなく差す。袖口からチラリと除く派手ではないが良いものと分かる腕時計(ジラール・ペルゴの角型!?だろうか)。

外見は人を変える力がある。見た目に気を使うことは至極まっとうなのだ。