Round-trip letter of Tokyo and Hokkaido

東京のオトコと北海道のオンナ、その離れた距離で行われる往復書簡。

趣味は何ですか?

趣味は何ですか?

そう問われて返答に困る。物事に興味がないわけではない。
オールラウンドに幅広くそれなりに精通していると自負してはいるが、何か一つのことに強烈に惹かれるというモノがない。たとえアマチュアレベルだとしても、長きに渡り一つの物事を継続している人が羨ましいと思う時がある。

幼少の頃に習っていたピアノをなぜ続けなかったのだろう。親はアップライトピアノを買い与えてくれたのに。当時は男の子がピアノを習うというのは少々気恥ずかしい…。多分そんなことで辞めてしまったのだろうな。大人になり、ピアノを引けたらモテただろうな、と激しく後悔してみたり(笑。それでもシンセサイザーに興味をもったり、今でも音感に自信があるのはその時の名残なのだろうか。

一点突破ではないけれど、人生のそれ相応の時間を一つのことに費やすという経験をしていないというのは、実はコンプレックスなのはないかと思う。特段器用というつもりもないが、全てにおいて平均以上はすんなりこなしてきた。そこで満足してしまったのかな・・・。平均なんて比較対象にしても、どうしようもないのに。

だから。
何か特別な才能や能力のある人はとても尊敬する。
それが天賦の才能でもいいし、努力の結果でもいい。
そんな人はとても眩しく見える。

これだけは負けない。
そんなONLY ONEを早く見つけたい。おそらく自分にとってのそれは株式投資なのかもしれない。
もう初めて何年も経つが、一向に熱量は落ちない。投資の世界は、毎日がWorld Cupだと思う。