Round-trip letter of Tokyo and Hokkaido

東京のオトコと北海道のオンナ、その離れた距離で行われる往復書簡。

長距離移動の後の何とも言えないふわふわ感

古代から考えれば信じられないような距離を短時間で移動できるようになって。
ときおり、人の体はそこまで進化していないのではないか、と思う。

時差のない移動ではそこまで感じることは少ないけれど、海外からの飛行となると帰国後ちょっとふわふわするような変な感覚がある。単に乗り物に乗っている時間なのかもしれないけれど、精神も肉体も限界ってあるんだろうなぁと漠然と思う。

見知らぬ土地でツアーではなく自力でiPhoneを頼りに旅をしたせいなのか、今回はいつもより一層ぼんやりとした脱力感のようなものを長時間感じている。日頃から海外を飛び回る人にはない感覚なのかもしれないけれど。

それとも、つまらない日常に回帰することに体が反発しているのかな。非日常と日常を行き来することは、快楽でもあり苦痛でもある。ギャップの大きさがそのままストレスとなるとすると、どれだけ毎日が退屈なのかとちょっと凹む。仕事(職場)と自宅を往復するだけの生活を「振り子ライフ」というらしい。アホみたいな長時間労働をすると、本当に精神がやんできますね。それを一気に開放しようと、休みだからと頑張り過ぎるとギャップに悩む。うまい落とし所ってなんなのでしょうね。


from Y