Round-trip letter of Tokyo and Hokkaido

東京のオトコと北海道のオンナ、その離れた距離で行われる往復書簡。

そんなに大画面が必要!?iPhone6、iPhone6Plusを手にとって見た雑感

発売されたばかりのiPhone6、iPhone6Plusの実機を触る機会があったので印象をさらりと。

iPhoneは国内発売から比較的早い段階にiPhone3Gから使い続けてきてますが、新型が登場したとはいえかつてのような興味はありません。新しい機能はiOSをバージョンアップされれば実現されることが大半なので…。

2年前の機種ですが、使っているiPhone5に不満がるかと言われると「特に…」というのが正直なところ。カメラ画質→いまでも十分、バッテリーの持ち→本当に厳しい時はモバイルブースターで対応すればいいか程度*1。画面が小さい、もっと大きくなればいいと思ったことはありません。

それでもこのまま使い続けるより、各社のキャンペーンに乗りMNPなり機種変更をしたほうが毎月の維持費が安くなるという事実。発売日前夜まで諸条件が刻々と変わるというなんとも不思議な事態に。iPhone6を狙っているユーザーには良いのでしょうが、今年前半にみられたアホのようなキャッシュバック合戦が、今度はキャリア公認の下取り価格上乗せという事実上のキャッシュバック合戦になっただけな気がします。多少なりとも複雑な気持ちはあるけれど、安くなるのであれば利用しない手はありません。

キーノートでの発表はやはりワクワクする気持ちもありましたが、予約開始とともに予約をいれたり、ましてや長蛇の列にならぶという気持ちは全くない。自分の中ではすでに完成されたツールであり、良い意味で所詮道具に過ぎないという割り切りがあるので、「まぁそのうち手元にあるんだろうな」くらいの気持ちしかなかった。ふと今日立ち寄った店に新型iPhoneの実機を触る機会があったので手にとって見た印象は…

どうも人気で品薄、売れ筋といわれているおっきい方のiPhone6Plus(ろくたす)ですが、まったくピンときませんでした。ひょろっとデカイ。でも薄くなった。既に小さい方のiPhoneを予約しているのですが、やっぱり正解だったなと。

イマイチなんで皆が大画面を求めるのか理解できないのですが、そんなにiPhone5及びiPhone5sのサイズに不満だったのでしょうか。個人的にはまったく大型化は望んでいませんでした。大型化でバッテリースペースに余裕がでたので長時間稼働できるようですが、重量増は気にならないのでしょうか。iPhone6Plusがポケットに入るか!?なんて記事をみると、なんとも滑稽で。ガラケー時代はあれだけ小ささコンパクトさを求めていたのにね。何年か前に別ブログに皮肉交じりに書いたけれど、タブレットは小型化、スマホは大型化という流れが本当になるとは。数年後、iPhone6Plusの評価がどうなっているのか興味があります。個人気にはあのサイズで通話したり、写メとったりがちょっと気恥ずかしく思う。大げさな感じがw

iPhone3G時代やiPod touchにみられたようなラウンドしたスタイルへと変化したフォルムは曲面が美しく手に持った感触も良好*2。でも、ほぼ全員に近い人がカバーで本体を覆ってしまうので直接触れる機会はほぼないという皮肉。Macを使っている人にはおなじみのあのサラサラひんやりした塗装は、するりと落としてしまいそうで裸で使うというのはなかなか勇気がいりますね。

アプリ切り替え時のスピードやぬるぬるサクサク度合いは、現行に不満がなくとも一度使いはじめると元に戻れないよなぁという感じ。そういった意味では確実に進化してますね。ワクワクしたり萌え要素がなく積極的に買い換えたいという気持ちはいままでの歴代iPhoneの中で一番薄いです。期待が大きかった人ほどガッカリとおもう部分もおおいのではないでしょうか。APPLEが新しいスタイルを提案するフェーズから、より大衆が望むもの・市場が求めるものを提供するフェーズになったということなのかな。APPLEWatchに期待します。

*1:いくらバッテリーの持ちが良くなったとはいっても、どうしても心配なときにはモバイルブースターを持ち歩く気がする。

*2:個人的にはスクエアなiPhone5のエッジの効いたデザインは好みでした。